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美容室

tranquil
店長 宮澤豊宏 様

導入内容
coming-soon スタンダード、coming-soon POS スタンダード、coming-soon KARTE フリー、coming-soon PWA アドバンス
導入時期
2021年7月~

コツを掴めば、結果がついてくる。お客様との距離が縮まる『提案力』で、売上アップ。

コツを掴めば、結果がついてくる
お客様との距離が縮まる
『提案力』で、売上アップ

宮澤さんが語る!導入の効果

coming-soonは2009年CANNA開店から利用
『カミングメール』のリマインド機能は、いまも来店促進の最強ツール

tranquilでは、開店時から『coming-soon』を導入。その理由はCANNAでも開店から使っていたから。

「2009年当時は、今ほど予約システムは一般的ではありませんでしたが、いずれ予約システムが必要になるから、と導入しました。当時、ほかのアプリはどれもこれも中途半端。
でもcoming-soonは、当時から24時間自動予約でした。秀逸だったのは『カミングメール』です。お客様の来店周期を予測して自動で来店を促すメールを送る。このリマインド機能は、13年近くたった今も来店促進の強力なツールです」。

『提案力』でお客様との距離が縮まり、結果的に売上も伸びる
自分なりに工夫した使い方が成功するポイント

「『提案力』も、変わらずに魅力的です。そのお客様にとって最適なサービスを提供してリレーションシップを深める目的で使っています」。

一時、お客様への文面をすべて個別に対応しようと考え、その作業を負担に感じた時期もあったそうだが、「提案に反応していただける方や、新しい商品が出た時、来店間隔が空いたお客様など、送る対象や時期を絞り込めば負担も少なく、結果的に売上も伸ばせることに気づきました。
こうしたシステムは、自分なりに使い方をアレンジすることが上手に付き合うコツですね」。

場所や時間を選ばずに、施術履歴をチェックできる『電子カルテ』
スタッフの品格を上げる最適なツール

宮澤さんが、いま一番便利でかつ重要と感じている機能が『電子カルテ』だ。

「以前は紙のカルテでした。サービス開始とほぼ同時に紙から切り替えました。まずは、カルテを探すムダな時間が減りました。予約と連動しているので予約の名前をクリックすれば、施術履歴に簡単にアクセスできます。
もちろんスマホからでもOKなので、スキマ時間におさらいができる。『私のことを一番知ってくれているスタイリスト』という信頼感が生まれます。このカルテこそ、スタッフの品格を上げるためにもっとも備えたい機能だと思います」。

CANNA=ホットペッパービューティーで新規を、
tranquil=coming-soonで会員化を
守備範囲の違いに応じた使い分けができる

CANNAでは集客ツールとしてホットペッパービューティー(以下HPB)も使っている。これは新規のお客様を獲得するため。

「まずはCANNAで、オーガニックの素晴らしさなどを体感していただく。そしてcoming-soonの会員にもなっていただき、それからはcoming-soonを通じて、より上質なサービスを提供するtranquilにも誘導する。
サロンの特長にあわせてシステムの使い分けを考えることで、全体の売上は大きく変わります。HPBとも連携した予約システムですから、ダブルブッキングなどは起こりません」。

HTMLの知識やデザイン力がなくてもOK
試してもらいたい商品やサービスを
『coming-soonPWA』ですぐにホームページに掲載

宮澤さんが最近注力しているのが、ホームページやInstagramなどのSNSからの集客だ。

「SNSはともかくとして、ホームページはHTMLの知識もないため、自分たちで好きなタイミングで自由に変更できません。
ところがこの『coming-soon PWA』を使えば、コードを書く必要もなく、たくさんあるデザインテンプレートの中から選択するだけ。試してもらいたい商品やサービスを、自分たちの手で自由に発信できる。公式ホームページとは別に、戦略的に集客を図るランディングページとして使うのに最適な機能です」。

coming-soonの機能と活用法を再点検したら、
売上を伸ばすための機能がすべてあった
使い方次第で、お客様もサロンも幸せに

「tranquilを開店する時、あらためてcoming-soonの機能を再点検しました。そうすると、十分活用できているつもりだった『電子カルテ』もしかり、『coming-soon PWA』もしかり、使いこなせていなかった機能がいくつもあることに気づきました。そうやって再発見したcoming-soonの良さは、『お客様にとってはストレスのない予約や上質なサービス、スタイリストには作業の軽減やお客様の獲得・リピート、サロンには売上拡大』。使い方次第で、誰もが満足できるシステムですね」。


静謐さ、そして循環する美。
厚みや奥行のある『静けさ』を感じるサロンに。

静謐さ、そして循環する美
厚みや奥行のある『静けさ』を感じるサロンに

階段を登った3階では、まるで美術館のような空間がお客様を迎える。

東急東横線・代官山駅に沿った小径を歩いてすぐ。tranquilの入り口は、うっかりすると見過ごすほど小さい。tranquilは「静かな」という意味の英語だ。サロンのコンセプトを、店長の宮澤さんが語る。

「私たちが込める思いは、単なる『静けさ』ではありません。一番近い言葉は『静謐』。大人の静けさ、クリエイティブな感性を刺激する静けさです。その静けさを実現するために必要なものは、明・暗、動・静、陰・陽、有・無、新・故といった相対する概念。これらを同時に存在させ、『中庸』の世界をつくる。表層的・物理的な『静けさ』ではなく、厚みや奥行のある精神的な『静けさ』を感じられるサロンを作りたかったんです」。

言われてみると、一般的なサロンに比べると店内は暗く感じる。しかし、主役となるお客様にはしっかりとスポットライトが当たる。壁には、江戸時代の家屋の襖の下張りに使われた半紙が飾られる。それはどうやら帳簿に使われた半紙のようで、筆文字が几帳面に書きつめられている。一方では、現代アートも同居する。あたかも谷崎潤一郎が記した随筆「陰翳礼讃」の世界を具現化したようなインテリアだ。

宮澤さんは続ける。
「インテリアもさることながら、私たちがもっともこだわっているのは、お客様と長いお付き合いをすること、お客様が精神的な豊かさを感じられる関係をつくることです。長く深い関係を築ければ、次第にお客様の美も洗練さが増していきます。
一過性・その場限りの美ではなく、磨き続ける美、静謐な美をご提供したい。そんな思いもあって、このサロンでは『オーガニック』な商材にもこだわっています。私たちがめざすのは、持続可能な美、循環・再生する美なのです」。

「激しい薬剤を使い、その瞬間だけ美しくなればよいのでしょうか?そのために自然へ負荷をかけ続けることが、本当に豊かな気持ちをもたらしてくれるのでしょうか?
本来持つ自分の髪の美しさを引き出すことで、自分にしかない美を保つ。自然が生んだ髪やカラダにやさしい恵み。自然への負荷を抑えられれば、その自然がまた、自分の髪やカラダを美しく磨く恵みを与えてくれる。そのサイクルに感謝し、自然と協奏しながら豊かに生きることで、心も磨かれていく。これこそが、私たちがもっとも大切にしている思いです」。

tranquilの母体は、同じビルの2階にあるヘアサロン「CANNA(カンナ)」。オーガニックへのこだわりは、そのCANNAが開店して以来の「筋金入りの思い」なのだ。

美を提供するプロとしての『品格』も身につけて、成長が実感できるサロンに

tranquilは、2021年7月にオープンした。CANNAのお客様が増え続けるなか、偶然にも同じビルの3・4階のフロアが空いた。ならばこれを機に、CANNAの思いを進化させたサロンづくりに挑戦しよう。そうして生まれたのがtranquilだ。
現在、tranquilには、スタイリスト2名(オーナー・五十嵐洋子さんと宮澤さん)、アシスタント1名の計3名、CANNAにはスタイリスト3名、アシスタント1名の計4名、両店舗あわせて7人が働く。宮澤さんは、tranquilの店長を務めながら、CANNAのメンバーまでも含め、後進の指導にもあたっている。

「美容業界は離職率が高い業界です。いろいろな原因はあると思いますが、私がもっとも改善すべきだと考えているのは、『成長の実感』です。カット、カラー、スタイリングなど一人ひとりが伸ばしたい技術の向上は言うまでもなく大切です。だからそこにはできる限り手を差し伸べ、伴走してあげたい。でも、それだけじゃ足りないと思うんです。美をつくるサービスを提供するプロとしての『品格』も、同時に身につけさせてあげたい」。

「たとえば、高級なホテル。一度宿泊したお客様なら、名前を覚え、二度目には名前で呼ぶ。お寿司屋さんなら好きなお寿司までも覚えている。お客様に接するプロ意識の高さに感動します。私たちもそうありたい。カットやシャンプーの際の立ち位置、姿勢、話しかけ方、髪の触り方など、身につけるべきことはたくさんあり、その完成度にも上限はない。つまり、無限に成長できるんです。安かろう・悪かろうでなく、価格以上の価値を提供できるプロ、『価格以上にずっといい』を提供できる人になってほしい。オーナーとは、いつもそんなことを語り合いながら、指導にあたっています」。

実際に、CANNAのみならず、開店1年を過ぎたtranquilでも、お客様のリピート率は高く、サロン会員も順調に伸び続けている。本物の静けさ、オーガニック、プロの品格。これらの哲学に基づいた骨太の経営は、ゆっくりと花を咲かせ、着実に大きな実を結び始めている。

tranquil/店長 宮澤豊宏 様

美容師・スタイリスト。高校時代は進学校に通い、都内難関私立大学をめざす。現役での合格はかなわず、翌年再挑戦するも及ばなかったことを機に、大胆に進路変更。祖母や叔父が生業とした美容・理容の世界をめざし、美容専門学校へ。卒業後は、日本企業が経営するロンドンの美容室に就職。2年後に帰国し、CANNA(tranquilの母体となるサロン)に就職。2021年7月、tranquil開店とともに店長に。

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