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Hair Salon

Taka-griser
代表 鈴木 隆男 様

導入内容
予約獲得coming-soon
導入時期
2008年7月~

電話とメールの一元管理

2008年7月、Taka-griserでは予約システム『coming-soon』を導入した。以前は他のシステムを利用していたが、『coming-soon』を紹介された時、これは他社の製品とは違うと思った。

「電話予約とダブルブッキングしてしまう、というのが、ネット予約の課題だったと思います。でも、『coming-soon』はこの課題を完全にクリアしていたので、そこにまず興味を持ちました」

『coming-soon』は自動的に予約台帳(PCの予約管理画面)上で最も効率のよい配列をし、すでに手作業で電話予約が入っている場合は、自動的にその時間帯を避けて予約を入れる。また、例えばカットのお客さまが2名同時にスタートしないよう、自動的に30分ずらしてネット予約を受け付ける「時間ずらし機能™」もある。つまり、『coming-soon』によって電話とメールの一元管理が可能であり、そこに鈴木さんは注目したのだ。

「それに、IDとパスワードを持っていれば、どこにいてもPCでチェックできる、そこが決め手でしたね」

鈴木さんは近くでもう1サロン、Taka-griser-Atelier(アトリエ)を経営している。長年の顧客にプレミアムな空間を提供しようとオープンしたもので、そのアトリエにいても予約状況を確認できることが、鈴木さんの決断を後押ししたのである。

直接的な効果と二次的効果

『coming-soon』にはメールDM機能があり、鈴木さんは年間でテーマを決め、毎月1回お客さまにメールDMを送っている。内容はお客さまの髪を守ること、例えば2月は髪とドライヤーの関係について情報を提供した。また、アンケート作成・集計機能を活用し、お客さまにサロンの改善点を伺っている。最初は送信した約400件中5件ほどしか回答がなかったが、継続することで現在は全体の1割のお客さまが丁寧に回答してくれるという。

「でも、情報漏洩の問題など、個人情報には責任を持たなければなりません。自分で管理すると費用がかかりますが、『coming-soon』はそれもセットなので、そこがすごく嬉しいですね」

『coming-soon』では暗号化技術によって、セキュリティを確保している。それ以外にも、『coming-soon』の導入によって、さまざまな効果が出てきたようである。

「席数とお客さまの数を常に測ることができるので、お客さまをお待たせしなくてすみます。メールDMを送ることで忘れられない、というのも大きなメリットですね。

それと、シフト管理はスタッフがあまりいじらないようにしているんですが、慣れてきたら、私よりずっと動かせるようになったんですよ(笑)。例えば夕方、会社帰りの方が来店しやすいように、自分で施術時間を広げるなど、スタッフに意欲が出てきましたね」

ただし、Taka-griserには年配のお客さまも多い。一般に、年配の方はメールを利用しにくいのではないか。
「最初に登録してさしあげれば、次からチャレンジするとおっしゃっていただけます。それ以来、家族とメールするようになった、という方もいらっしゃいますよ。そういうきっかけになれば、すごくいいですよね」

鈴木さんは効率的な経営だけを目指しているのではない。お客さまとスタッフにとって、あくまでも豊かな日常を創り出そうとしているのである。現在、Taka-griserのネット予約率は40%近くにまで上がっている。


飽くなき探求心

「ヘアエクスプローラ」髪の探求者。Taka-griser(タカ・グリーゼ)代表、鈴木隆男さんの名刺に記された肩書きだ。鈴木さんの造語だが、そこには深い思いがある。
「お客さまは美しくなりたいと思って美容サロンに来るはずです。でも、パーマやカラーで髪を傷ませてしまう場合がある、それをずっと疑問に思っていました」

マニュアル的知識はあったが、それでは物足りない。もっと毛髪科学を究めたい、そう感じた鈴木さんは毛髪診断士の資格を取得する。
「髪の毛の構造まで理解したら、デザインの幅が広がりました」

毛髪の内部を探求したことで、縦と横に奥行きがプラスされ、いわば3Dのデザインができるようになった。人によって髪の質が異なることも、科学的な知識や理論ですべて解決できるという。今や、鈴木さんオリジナルの技術である。

“探求者”は道具にもこだわり、ハサミは福井県の伝統ある職人さんに仕立ててもらっている。そのハサミで切ると時間が経っても髪が暴れない。さらに最近、「最高のシャンプーに出会った」と鈴木さんは嬉しそうに語る。その探求心は、とどまるところを知らない。

自然の美を活かす

モッズヘアに勤務後、鈴木さんは2005年に独立し、美容サロンをオープンした。2009年に現在のTaka-griserに改称、griserは「酔わせる」「うっとりさせる」という意味のフランス語である。ほのかに心地よい感覚をお客さまに味わっていただきたい、そんな気持ちが込められている。サロンのコンセプトは、パリの風を運ぶ自然なスタイルだ。

「自然なヘアこそ、本当のオシャレだと思うんです。一見すると普通でも、どこか個性的に見せる技術ですよね」

例えば、年齢を重ねれば自然に白髪が増える。だが、白髪は恥ずかしいものではないと鈴木さんは言う。

「自然な髪型と自然な薄い白髪染めがミックスされれば、その人の『今』を隠さず生きている感じがするでしょう。過去の写真と今を見比べて、今のほうが生き生きとしていると思っていただければ、お客さまにもいいですし、私も嬉しい」
そう言って、鈴木さんは微笑む。

とりつくろった自分ではなく、今の自然な自分が美しい、そう思えれば、人生はより豊かなものになるだろう。ただ、何をするにも自分一人の力には限界がある。
「人を通じて自分の技術が広がれば、無限に大きくなれる。会社の規模は、自分の器とイコールだと思っています」

年末には次の1年間のテクニカル・マスター・スケジュールを作成し、1か月に1つずつ新しい技術をスタッフに指導する。スタイリストを育てながら、鈴木さんが目指すものは何なのか。
「『本物』を売り続けたい。利益はあとからついてくるものだと思うんですよ。お客さまの日常が明るくなり、スタッフも幸せ、というのが目標ですね」

中国に「先義後利(せんぎこうり)」という言葉がある。義、人や社会のために尽くすことを先に、利益をあとにするという意味で、それを実践する者は真に栄えるという。鈴木さんが提供したい「本物」とは、お客さまやスタッフの幸福感、そして生きている実感なのだろう。鈴木さんは髪だけでなく、よりよき未来の“探求者”なのかもしれない。

Taka-griser 代表&ヘアエクスプローラ 鈴木隆男様
http://www.taka-griser.com/